マタニティーブルーと産後うつの違いとは?そう聞かれたら、あなたは答えることができるでしょうか。
違うものだとは分かっていても、どう違うのか明確ではなかったり、どうサインが出てくるのか知らなかったりする部分もあると思います。
そこで、今回は、産後うつについてその兆候や、マタニティーブルーとの違いなどをまとめてみました。「出産後なんだか自分がおかしい…」そう思っているママさん、ぜひ参考にしてみてください。
産後うつで表れる日常のサインとは?
産後うつとは、赤ちゃんを出産した後に現れるうつ症状のことです。
発症のタイミングは、ママによって異なるので一概こう!とは言えませんが、ほとんどのママが出産を終えてから1年以内に発症しているのだといいます。
また、初産、経産婦どちらともなってしまう可能性があります。産後うつの初期の症状として、このようなものがあるということがわかりました。
- 眠れない、眠りが浅くなった
- 以前は大丈夫なことだったのに、些細なことで涙が出てくる
- イライラが尋常ではない
この程度だと、ホルモンバランスの乱れかな?と、気にかけるママは多くないかもしれません。しかし、産後うつだった場合、この症状を放っておくと、いずれ以下のような症状になってしまうかもしれません。
- 家事や赤ちゃんの世話ができない
- 強い不安に襲われる
- 子供のことを可愛いと思えない
考えただけでぞっとしてしまいますが、限界がきたママはこのようになってしまうのです。なんとしてでも、食い止めたいですよね。妊娠を経験したことがあるママは、一度は聞いたことがあるであろう、マタニティーブルーとはどう違うのでしょうか?
マタニティーブルーと産後うつの違い
マタニティーブルーは、筆者も自分がなってしまったらどうしよう!?と妊娠中に悩むことが、しばしばありました。マタニティーブルーは、産後のホルモンバランスが崩れた時に起こる一時的な感情の乱れであって、赤ちゃんを出産してから1~2週間ほどで無くなるものなのです。
それに対して産後うつは、発症するとなかなか自分の力だけでは治すことが難しくて、発症の時期も産後1年以内になります。かなりバラつきがありますよね。
周囲が気づいて、サポートをしてあげることが何より大事なのですが、自分でもおかしいと思えばすぐ病院で診察をしてもらうことをお勧めします。
授乳中でも、母乳に影響がない産後うつの不安を取り除く薬を処方してもらえることも。また、カウンセリングなど薬を使わない手もあります。どうすれば不安が少なくなるか、明確に先生から指導してもらえると発症してしまったママとしてもありがたいですよね。
しかし、ここにたどり着くまでにはSOSを発信することが大切なので、ひとりで悩まずにどんどんと相談をしていって欲しいと思います。
少しでもおかしいと思ったらすぐに相談を!
今回は産後うつについて、そのサインやマタニティーブルーとの違いなどをご紹介しました。症状を見ると、本当に怖い病気だと感じますね。
なかなか自分だけでは気付けないものでもありますが、初期の段階で、すぐに相談をすればサポートも受けられて、深刻な事態になることを免れることも十分にできることでしょう。
疲れてしまった時は、無理に頑張ることをやめて、パパや実家、自治体のサポートを十分に受けて、自分を労わりながら楽しんで育児をしていけるといいですね。悩んでしまっているママさんたちの力に少しでもなれれば幸いです。