離乳食も後期になると形状も味も大人からの取り分けでほとんど大丈夫になり、離乳食もいよいよ終盤戦になってきます。しかし量や食べムラなどの後期ならではの悩みに悩まされてしまうことも。
そこで今回は、離乳食のコーディネーターの資格を持っている筆者が、離乳食後期に気を付けること・おすすめのレシピをご紹介します!
初期、中期と離乳食作りを頑張ってきたママさんの支えになれれば幸いです。
離乳食後期に気を付けるべきこと
まずは、気を付けるべきことです。
離乳食後期(9~11カ月)になると、これまで午前と午後だった食事が大人と同じ3回になります。
一緒の時間に食事を摂ることができるので大人は楽になりますし、赤ちゃんは一緒に食べられて嬉しいですね。
食材の形状は、柔らかいもの・噛みちぎることができるものであれば手づかみで与えても大丈夫。お肉などの繊維があるものは一口大に切ってあげればなお食べやすいです。
味付けは薄いに越したことはないですが、あまりに薄すぎると食べなくなる子もいます。なので、様子を見ながら大人の半分程度の味付けにするように心がけましょう。
喉に詰まると危険な餅や豆、生もの、バターが多く含まれるロールパンなどはまだ与えないで、アレルギーを引き起こす可能性のある蕎麦もまだ与えない方が無難です。
手づかみ食べはどんどんとやらせていいのですが、片付けがママの負担にならないように新聞紙をひいたり対策をしてから挑みましょう!
離乳食後期のおすすめレシピ
後期になると取り分けられる食材が増えて、一緒に食事もできるので料理の幅が広がりますよ。
後期おすすめレシピ① クリームシチュー
特に寒い時期に食べたくなるのがクリームシチュー!市販のルーを入れても美味しく出来上がりますが、せっかの離乳食ですから小麦粉と牛乳を使って、濃厚なホワイトソースを作ってみるもの楽しそうですよね。
材料は一般的に作るクリームシチューと同じでOK。鶏もも肉、ニンジン、じゃがいも、玉ねぎなどの好きな具材を用意してください。そして、まずは大鍋で具材を煮ます。肉に火が通ったら、離乳食用の具材を小鍋にうつします。
水120ccを入れて煮立ったら、小麦粉大さじ1と2分の1を入れ、さらに煮ます。そして野菜の出汁(粉末)、牛乳50ccを加えます。牛乳を加えた後はそれほど煮込まなくても大丈夫。
出汁を入れるので、うまみも感じられる美味しいクリームシチューの完成です。
後期おすすめレシピ② 焼きおにぎり
これは義母が教えてくれたメニューです。焼きおにぎりって大人も子供も大好きですよね。そして、手づかみ食べを練習する赤ちゃんにも持ってこいのレシピ!
作り方は、お米をスティック状に少し硬めかつ平らに押しつぶしたらフライパンにのせて焼きます。あまりカリカリの部分が多いと食べにくいので、軽く火が入ったかな?と思うくらいでOK。
しょうゆはハケのようなもので軽く塗ります。これだけで美味しい焼きおにぎりの完成。出来立ては熱いので、温度を見ながら与えてください。
大人用には、普通サイズのおにぎりでバターとしょうゆをかければ最高の一品が出来上がります。ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね。
一緒に食事を楽しもう
今回は、離乳食の後期の気を付けるべきことと、レシピをご紹介しました。
離乳食作りは時に面倒だなと思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、美味しそうに食べている我が子の姿を見られるのはとても幸せなことですよね。
無理をしない程度に離乳食作りを頑張ってください。そしてレシピもぜひ、参考にしてみてください。