現在、国が推奨している男性の「育児休業取得」皆さんはどう考えていますか?厚生労働省の調査では、男性の育休取得率は6.1%(平成30年度)ととても低い数値です。育休取得日数は、女性の9割近くが6ヶ月以上となっているにもかかわらず、男性は8割以上が1ヶ月未満となっているのが現状です。
なぜ、このような結果になっているのか?国が推奨しているのならどんどん育休を取得すればいいのでは?と考える方も多くいると思います。では、実際に男性の育休取得率が低い理由を見ていきましょう!
なぜ、男性の育休取得率は低いのか?
男性が育休を取得しない理由のアンケート結果です。
- 業務が繁忙で職場の人手が不足していた……38.5%
- 職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった……33.7%
- 自分にしかできない仕事や担当している仕事があった……22.1%
- 収入を減らしたくなかった……16.0%
ここからも分かるように、仕事に関する理由が圧倒的に多く、男性=働くというイメージは、まだまだ払拭できていません。会社の中でも、育休を取ることをよく思っていない人が少なからずいることも事実で、国の対策よりも会社での対策が、今後は重要になるのではないでしょうか。
パパの育休をママはどう思っているの?
実はパパの育休が取得できたとしても、ママは喜んでいるとは限りません。なんと半数のママはパパの育休取得を「いらない」と思っているのです。その理由は…
- 育休とるなら給料を上げてほしい
- 家事も料理もできないのに育児なんて出来ない
- 結局ママにまかせてどこかに行ってしまう
etc…
なんとも耳が痛い意見が多くあります…。では、ママは育休をとったパパにどんなことをしてもらいたいのでしょうか?ママの意見を見てみましょう!
- ママが休息を取れる時間を与える
- 家事の手伝いをして欲しい
- 子供との時間を作る
などが、ママの求めるパパにしてほしい事になります!当然のことのようにも感じますが、赤ちゃんが生まれてがらりと変わる環境の中でもママを全力でサポートするのは、意外と難しいのかもしれません。せっかく育休を取るなら「取って良かった」とお互いが思えるようにしたいですね。
育休を取る人は少ないけどママにはサポートが必要!
男性の育休取得は世間的にはまだまだ壁があります。これからパパになるために、夫婦で「子育てとは何か」をもう一度話し合ってみるのも良いかもしれません。
会社が育児休業取得を推奨しているのであれば、ママの日々の業務を休ませてあげると言う気持ちで、育休を取ると子育ての楽しさ・大変さを実感できるはずです。しかし、育児休業をする事だけがママの助けになるわけでは無いので、働きながらもしっかりサポートできる事はしていきましょう!