私は、小学校6年生から、当時小学校1年生だった妹と共に、シングルマザーの母のもとで育ちました。まだまだ手のかかる私たちを、働きながら、育ててくれました。
今や、母親が育児と仕事を両立することは当たり前かもしれないけれど、当時はまだまだ【働きながら、育てる】という感覚が今ほど浸透していなかったので、仕事や育児のことを相談できるママ友は少なかったでしょう。
そんな母に育てられた私が、今、伝えられること、伝えたいこと。
大丈夫そうに見えても、褒められたい。
最近、母に
【昔は余裕がなくて、あまり褒めてあげられなくて、ごめんね。褒めてあげられないことにも気づいていなかった。】
と言われました。
私は、母に、褒めてもらいたくても「褒めて」なんて言ったことはありません。母に愛情を込めて育ててもらったと思っていますが、あまり褒められた記憶がありません。
長女だから、きちんとしているから、大丈夫、と思われていた部分もあったかもしれません。
ちゃんとお子さんを褒めていますか?
忙しさを理由に、褒めることを怠っていませんか?
【愛情を込めて育てる】ということと【褒めてあげる】ことは違います。そして、褒めてもらいたくても、褒めてよ!と言える子供は多くありません。
前のテストより、いい点数を取った。
素敵な絵を描いた。
どんな子供にも褒めてあげられるポイントはたくさんあります。どんなささいなことでも、数秒でもいいから、褒めるポイントを見つけて、褒めるための時間を作ってあげてほしいです。
なんだかんだ、母親が好き。
親子だからぶつかり合うこともたくさんあるでしょう。私も【うざいな、話したくないな】と思ったことは数知れず。シングルマザーで育ててくれて、親の大変さを肌で感じているのにも関わらず、です。
でも、最終的には、母を尊敬しているし、母に感謝の気持ちでいっぱい、一番母に認めてもらいたいし、自分の中では大きな存在です。子供とぶつかり合って、落ち込んでしまう時もあるかもしれません。
でも、お母さんの苦労を知っています。口では言えないだけで、お母さんに感謝の気持ちを持っています。
なんだかんだ、母親が大好きです。
お父さんがいなくても、私は幸せ
シングルマザーの母に育てられて、10年以上経ち、胸を張って言えることは、
【シングルマザーでも、私は幸せ】
ということです。
私は母親が十分に愛を注いで育ててくれたお陰で、親からの愛情が半分になってしまって、寂しいと思ったことはありませんし、シングルマザーという理由で苦労したことはなにもありません。
『片親であるせいで子供が不幸せになる』ということはないと思っています。
『片親で子供を育てる』ということは大変なことも多いかもしれませんが、愛情を持って接すれば子供は幸せな人生を歩めるはずです。
だって、私がそうだから!