出産を期に、夫の地元である群馬県に引っ越しすることになりました。群馬といえば秘境の地としてネットなどではいじられていますが、個人的には有名な温泉がたくさんあるし災害も少ないし、良いところじゃん?と思っていました。
めでたく(?)家族3人で群馬県に移住した結果、驚きの体験の連続!【前編】では、群馬に移住して残念な意味でカルチャーショックだった事をランキング形式でご紹介します。
ワースト3→1位を発表!
3位:オフライン文化
ローカルネタは口コミにまさる物はない!と言うくらい、ネットでは見つからない有力な情報がゴロゴロ存在します。昔から地元に住む義両親や子どもが通う保育園の先生、地元情報誌(広報誌など)や掲示板のお知らせなど、口コミやオフラインで初めて知ることがたくさんありました。どこで知ったの!?というような情報の出どころを聞いてみると「今月の広報誌に載ってたよ、見てないの?」なんてこともしばしば。
それまでは、わからないことはネットで調べればなんとでもなると思っていましたが、田舎の地域情報誌を侮ってはいけないんだなと悟りました。
2位:暑すぎ&寒すぎ問題
群馬の暑い・寒いは有名ですが、まさかここまで!?と思うほど、予想の遥か斜め上を行く暑さ&寒さです。夏はベタッと肌にまとわりつくような湿気と脳天を焼き尽くすような暑さ。そのお陰もあってか(?)大きな公園では大きな噴水や浅い池があるなどして、子どもが水遊びができるスポットも多くあります。しかしここ2年ほどは、新型コロナウイルス感染の影響で公共の場の水遊びが軒並み停止に…。子どもの熱中症も心配で、公園で遊ぶことも躊躇してしまいます。
一方で、冬はとにかく寒い!というか痛い!?群馬の冬は乾燥がひどく、お肌はカッサカサ。それに加えて、風も強い。ホントかウソかは定かではありませんが、群馬は畑が多く存在するので、突風の中に砂が混じってヤスリでこすられているようなものだと言う人もいます。今でこそマスクを着用するようになり肌の露出も少なくなりましたが、スカートを履く若い子を見かけると「痛くないのかな…」と心配になります。
1位:東西南北で会話する
個人的に1番困ったのが、会話の中で方向を説明する時に東西南北で言われること。例えば「〇〇の信号を南に」など、道を説明するだけなら百歩譲って良しとしましょう。私が困惑したのは、建物の中で待ち合わせをした時のこと。待ち合わせ場所に行っても相手がおらず電話したところ、「建物の西側にあるベンチに居いるよ〜」と。もうパニックです。笑
それまで、右か左か、あるいは「〇〇のある方」などの言い回しを使って生きて来たので、突然、東西南北で言われてもピンとこずとても苦労しました。知人の言い分では、これと言って目印になる物がないから東西南北で説明するようになったのだそうです。群馬に移住して早5年が経ちますが、未だにこれだけは慣れません…。
良くも悪くも壁がなく、グイグイと来る女性が多い?
「かかあ天下」とも言われる群馬県ですが、やっぱりこころなしか女性が強い印象です。物理的な力のことではなく、精神的にたくましかったり意欲的な女性が多いなと感じます。例えば、日中フルタイムで働き、夜も旦那さんに子どもを任せて夜勤に出かけるママ友がいたり、趣味を仕事にして副業をしている女性を多く見かけます。また、ある時とある大学の先生と話す機会があったのですが、男子生徒より女子生徒の方がチャレンジ精神が強く好奇心旺盛な子が多いと言っていました。
また、世話好きで親切な方も多く、子どもと散歩をしていたら初対面の方にみかんをもらったこともあります。ただ、土地柄なのかちょっと口調が強いところがあるので、時にはちょっと威圧的に感じてしまうことも…。はじめは少し怖いと感じましたが、今では「これが群馬のスタンダードなんだな」と思えるようになりました。
次回、【後編】ではすごい!感動した!トップ3をご紹介します☆