Aki行政書士事務所の田中友里先生に、親子で気を付けたいネットトラブルについて、色々なお話を聞いていきます。5回目の今回は「LINE」について。
今では、誰もが連絡ツールとしてLINEを使っています。簡単にメッセージや画像が送れて、グループチャットなどの便利な機能もあります。
友達と使う機会が多く、スマホを持っている子どもに一番使われているアプリのひとつです。多くの人が、毎日のようにメッセージのやりとりをしていると思いますが、どのような注意点があるのでしょうか。
LINEいじめにつながる可能性がある
相手にすぐにメッセージを送れるのがLINEの魅力ですが「短い文章で相手に何かを伝えるには注意が必要」と田中先生は言います。
メッセージは、相手の顔を見ないでやりとりをするもの。そのため、読む人によって、受け取るニュアンスが大きく異なります。自分ではそんなつもりはなかったのに、相手が不快に感じることも。
特に子どもは大人に比べ、その時の状況や、相手の気持ちがよく分からないことも多く、思わぬトラブルが起こる可能性が高くなります。
子どもの間で「LINEいじめ」が増えているのも、伝え方・受け取り方がうまくいかないのが原因かもしれません。
まずは親子でLINEを使ってみよう
田中先生は、LINEを友達と使う前に相手への伝え方や、メッセージの受け取り方などを親子で練習するのをおすすめしています。
親子同士でメッセージをやりとりしてみて「こんな時はこう送ると良いね。」「こんなメッセージが来たらどう思うかな?」など、一緒に確認していきます。そうすることで、伝え方・受け取り方のニュアンスの大切さを実感できます。
田中先生自身も、息子さんにLINEを使ってメッセージを送ってとお願いして、後でチェックすることがあるそうです。
「LINEはコミュニケーションのトラブルが多いので、親子・家族同士で、短い文章のニュアンスの大切さを練習すると良いですね。」と田中先生。
前回のお話でもありましたが、子どもに任せるのではなく、交通ルールと同様に、親子で一つ一つ使い方を確認していくことが大切ですね。
伝え方・受け取り方を練習しよう
LINEは便利なコミュニケーションアプリですが、メッセージの内容によってトラブルにつながることもあります。
文章を送る前に相手のことを考えて、どう伝えれば良いかなどを親子で確認していきたいですね。
次回は、SNSのNG行為について、引き続き田中先生にお話を伺っていきます。
Aki行政書士事務所
田中 友里先生
親子のための保健室HP