わが家は3人姉弟。ある日、生後5ヶ月の息子が38度のお熱を出しました。子どもにとっての38度は珍しくもなく、3人目ということもあり、全く慌てることもありませんでした。
ただ、その日は金曜日。
「週末になるし、土曜は病院も混むから、念の為受診しておくか〜?」と、軽い気持ちでかかりつけの小児科に行くと、医師から一言に状況が一変しました!!
まさかの「今すぐ総合病院へ行ってください」
実は、以前にも上の子がRSウイルスを保育園でもらってきたことがあったのですが、その時は先生も慣れた様子であっさり診察が終わりました。
季節的にもRSが流行っていたので今回もそんな感じかな〜と思っていたのですが、受診するやいなや、何やら先生の様子がおかしい?
深刻そうな顔つきで手早く抗体検査(?)をすると…
先生「お母さん、これRSウイルスですよ。紹介状書きますので、今すぐ総合病院へ行ってください」
…え?
先生「ご姉弟いるよね?お迎えとか大丈夫?これ、多分入院になるよ」
…ええええ!?!?!?
全く予想もしていなかった先生の言葉に一瞬パニックに陥るも、先生の話を聞くところによると、どうやら新生児〜生後半年くらいの赤ちゃんがRSウイルスに感染すると重症化しやすいとのこと。私は紹介状をもらうと、その足で急いで市内の総合病院へ向かいました。
コロナ禍での入院生活がスタート
もちろん入院の準備などしていなかったのですが「あとで取りに帰ればいいだろう」と、わたしはそのまま入院の手続きを行いました。ちなみに、この時の持ち物は子どもの保険証、オムツ2枚&おしりふき、お着替え1セット、おくるみ、スマホ、財布のみでした。
総合病院に着いたのは11時頃でしたが、外来で採血や検尿などを行い、なんやかんやで入院する病室に落ち着いたのが14時頃だったと思います。
コロナ禍に関係なく、入院病棟への出入りは自由にできません。原則、付添は1名で病棟を出入りする際はナースステーションに声をかけてドアを開けてもらいます。さらにこの時はコロナ禍真っ只中…。「病棟の出入りは必要最低限で」と念を押されていたので、子どもが寝たタイミングで病院内の共有スペースにあるコンビニへダッシュ!!物色する暇もなく、食料を買い込むと息子との入院生活がスタートしました。
そして、その日の夕方。
仕事を早めに切り上げた主人に一通りの入院グッズを主人に用意してもらい、病院へ届けてもらいました。ただし、コロナの影響で直接会うことはできず、看護師を介して受け取りました。本
実はコレが1番ネックで、わたしの着替えやスキンケア用品などを主人が把握しておらず(当たり前だけど)、届いたものを見てちょっとだけションボリしたのはココだけの話です。笑
ママは見守るだけ・・・
ご存じの方も多いと思いますが、RSウイルスとは風邪の一種。ほとんどの子どもがかかる病気で、珍しいものではありません。その特徴は咳と鼻水なのですが、この鼻水が新生児〜生後半年の赤ちゃんには大敵なんだそうです。
この時期の赤ちゃんは鼻がかめない上、ほとんど仰向けで寝ているため鼻詰まりを起こしてしまいます。それが原因で呼吸困難に陥ってしまうなどの危険性があるため、入院して定期的にお鼻の吸引が必要なんだそうです。風邪の一種なので特効薬はなく、付添人は赤ちゃんの様子をみて定期的に吸引をお願いするだけ。
「ママは一緒にいてあげることしかできないよ…」
そんな自分の無力さを感じながら、すやすや眠る息子の横でただただ時間を持て余すだけでした。
ちなみに、個室の場合は部屋にシャワー&トイレがついているのですが、相部屋の場合は共有のシャワー&トイレを使います。シャワーの時間は1人30分で、時間は早いもの勝ち。そのため、シャワーの予約時間から逆算して授乳をし、寝かしつけて急いでシャワーを浴びます。また、付添人の食事はありませんので、1日1回、まとめてコンビニで食料を買い込みひたすら病室に引きこもりです。
寝るときも、子どもと一緒のベットに添い寝です。簡易ベットも借りられるようでしたが、幸いにも生後5ヶ月だったため、寝返りせず小さいので一緒に寝ることができました。
そんな入院生活も3日目を迎え、ついに退院を迎えました!
子どもの入院を通じて必要だなと感じたことは?
予想もしていなかった入院でしたが、改めて家族の大切さと、さらには会社の理解と協力が必要だなと感じました。
末っ子がすぐに入院できたのも、主人が上の子たちのお迎えに行ってくれたり、入院準備をしてくれたおかげです。そして、そんな主人が仕事を早めに切り上げられたのは会社の仲間のサポートがあったからです。改めて、自分の置かれた環境に感謝しなければいけないなと痛感しました。
もしも主人が育児に協力的ではなかったら?もしも主人がいつも通り帰りが遅かったら?そう思うとゾッとしますが、残念ながらそのようなご家庭は少なくないでしょう…。子育てってママだけのものでもなく、もちろんパパだけのものでもなく。それを取り巻く環境すべての理解とサポートが必要だと感じました。
おまけ
日頃から、自分の衣類は上下セットでしまっておく。
スキンケア用品やメイク道具もポーチに入れてまとめておく。
スマホの充電器などはトラベル用に1セット用意しておく。
子どもの物だけでなく、夫婦間でもお互いの必要なものは把握しておくと◎