前橋市で「まえばしこども食堂」や「だれでもキッチン」の運営し、食を通じた支援活動を行っている一般社団法人スリージェネレーションズさん。今回は代表の山川さんにお話をきいてきました!
動画は前・後編の二本立て。【前編】では、スリージェネレーションズ発足のきっかけとなった出来事や、コロナ禍でオープンした飲食店『だれでもキッチン』についてのお話です。
インタビューの内容をチラッとご紹介!
創立者は前橋市市議会議員!?
スリージェンネレーションズが発足するきっかけとなったのは、現在、前橋市の市議会議員を務める入沢まゆ子さんの、自身の体験によるものでした。
当時、シングルマザーだった入沢さんは家事と仕事に追われる毎日でした。子どもとの時間が十分に取れない日々が続く中、気がかりだったのが子どもの食事だったそうです。同じ屋根の下にはいるけれど、子どもはいつも一人でご飯を食べている…。本当の意味での「温かい食事」を食べさせてあげることができないことに悩んでいた入沢さんが、どのように子ども食堂をはじめたのでしょうか。
地域食堂の『だれでもキッチン』はコロナ禍の救世主!
2020年に前橋市の東部バイパス沿いにオープンした『だれでもキッチン』のオープン日は、群馬県で初めて、コロナによる長期休校がスタートした日でした。予想もしていなかった自体に戸惑ったものの、「こんな時だからこそ!」とオープンを決行しました。
一方、世の中はというと、休校に伴い、各家庭、地域、学校などであらゆる問題が勃発。そこに共通するの「食」の問題をマルっと解決したのが、他でもない『だれでもキッチン』でした。まるで偶然が重なった奇跡のシナリオの様子は、是非動画をご覧ください。
ちなみに、この時、子どもに勉強を教えたい学生さんとのマッチングにより、休校中の児童に勉強を教える場所としても『だれでもキッチン』を開放もしたそうです。それがきっかけとなり、現在では拠点を移し、独立した団体として学童を継続しているそうです。スゴイですよね!
200円で誰でも〇〇できる「つながるチケット」
『だれでもキッチン』で取り入れている支援のひとつに「つながるチケット」というものがあります。これは、200円で間接的に食の支援ができるシステム。
その方法はとっても簡単で、200円で「つながるチケット」を購入し店内にある専用のクリアポケットに入れます。それを、次に来店した他のお客さんが使うと、ランチが通常価格より安く食べられたり、ご飯やスープが無料で食べられるというもの。このように、『だれでもキッチン』では、その名前の通り「だれでも」食を通じて支援ができる・受けられるです。「ライス無料」とかの飲食店は他にもありますが、それがお店側のサービスではなくて、顔も知らない誰かの優しさだと思うと、それだけでとっても温かく感じますよね♡
後編の予告
後編では、生活困窮支援と、コロナ禍によって見えた生活の変化についてお話をきいていきます!