第1回に続き、前橋市で活動するNPO法人「Mam’s Style」で代表を務める櫻井弥生さんのインタビューを紹介していきます。第2回となる今回の記事では櫻井さんが感じるMam’s Styleとして活動していく中で難しいことと、Mam’s Styleの今後の活動とママへのメッセージを紹介していきます。
Mam’s Styleとして活動していく中で難しいこと
「女性が仕事と育児で生き生きと輝ける社会」を目標に掲げ活動し始めたMam’s Styleですが、いくつもの困難がありました。2012年の活動初期、活動に参加してくれるメンバーが集まるも、全員が同じ方向を向いてどう社会の問題を解決すればいいかが分からなかったそうです。しかし現在では、寄付品を募り食品や生活用品の支援や、子育て広場など気軽に参加できるイベントを基盤にメンバー全員が同じ目標に向かって活動しているそうです。
「本当に困っていると、精神的な負担が大きくなり、何に困っているのかうまく説明できなかったり、人に頼れない場合もあるんです。」
こう話す櫻井さん。生活に困っている家庭を支援したいという思いとは裏腹に、利用者が増えない事に難しさを感じたそうです。今ではフリーペーパーやSNSを運用してMam’s Styleのことを知ってもらえる事が多くなったようです。
Mam’s Style今後の活動とママへのメッセージ
「また前のようにイベントに参加してもらいたいです。」
現在はコロナウィルスの影響によりイベントの数は減ってしまっていますが、ママや子供達にふれあいの場を作りたいとイベントの開催に今後も積極的に取り組んでいくそうです。
「外に出て人と会ったり新しいことを知ったりする機会を増やすことで、子育てを楽にできるかもしれません。さまざまな出会いによって自分の意識も変わっていくと思います。外に出て、気持ちが軽くなってくれたら嬉しいです。」
子育ては常に孤独になりがちです。ママのストレスは知らず知らずのうちに増えていき、子育て自体に疲れてしまうのが現実です。Mam’s Styleはそんなママにとってはオアシスの様な場所になっているのかも知れませんね。
Mam’s Style=輝ける場所
全2回に渡り、女性が輝ける社会を目指し活動するNPO法人Mam’s Styleにインタビューをおこないました。
「助けてほしい」と声をあげることが出来ず苦しんでいるママ達。もしかしたら、その悩みが解消する場所がMam’s Styleにはあるかも知れません。1人で悩まずに力を借りるきっかけになるのでは無いでしょうか?きっと同じ悩みを抱える人に出会い、自分は1人ではないと思える日がくるはずです。