産後クライシスって、言葉は聞くけどいまいちピンとこない、そんなパパ・ママさんもいることでしょう。クライシスとは「危険、危機、大事」という意味があります。産後クライシスとは、「妻の出産後に夫婦の間に起こる危機」ということです。「産後危機」って、日本語にしてみると、なんだかゾッとしてしまいますね。
そして、一旦冷え込んだ夫婦仲は、そう簡単に元には戻らないというのです。放っておくと、生まれた我が子にいずれ兄弟をつくってあげられなくなったり、離婚の危機に直面してしまうかも。
そうなる前に、夫婦の絆をしっかりと結んでいきましょう。今回は、産後クライシスの原因と、そうなってしまった時に抜け出す解決策をまとめてみました。最近なんだか上手くいかない、そう思っているパパ・ママも要チェックの内容です!
産後は夫へ愛情が減ってしまう
大好きで結婚した夫。なのに、子供が生まれた途端、なぜだか夫のことを愛せなくなってしまうママが意外にも多いというのです。
とある調査では、妊娠中は夫への愛情が確かにあると答えた妊婦さんが7割以上いたのに対し、出産後のママはその愛情を感じる割合が4割にまで減ってしまったという結果が出ました。半分以上のママが、夫に対し何かしらの嫌悪感を抱いているということになります。
しかも、この愛情は子供の成長と共に戻っていくものではなく、そのまま減り続けることもしばしばあるというから大ピンチ。その原因とは一体何なのでしょう?生まれてきた我が子が可愛すぎて、夫に興味が無くなってしまうからでしょうか?実は、そうではありません。
ママたちが思うのは、自分は母になってその自覚も芽生えているのに、夫は何も変わらないといったことや、女性として見てくれなくなった、指示を待つことしかできない、といった夫の行動に対するイライラが多かったのです。
そんなこと言われても、自分なりに頑張っているつもりだというパパ。お気持ちお察しします。では、生活をしていく上で、何を気を付けていけばいいのでしょうか。
解決のカギは「夫婦で共有」すること!
産後クライシスにならない方法、またそこから抜け出す方法は、ママの「私1人だけがこんなに頑張っている」という気持ちを夫婦で共有することにあります。子育ては楽しいことも多いですが、同時に孤独も感じます。1人目の子供となればなおさらです。その孤独にいかに夫が寄り添ってあげられるか、それもカギになってくるのだと感じました。
筆者の夫も、出張が多い仕事で、帰宅した時に「疲れた。」と言ってくることが多いです。でも その一言を先に言われてしまうと、こちらも疲れているのに、それ以上自分のしんどい出来事を話すことが出来なくなってしまうのです。
また、帰宅した後にゲームばかりやって、ケータイを見ていると、私はこんなにまだやることがあるのに!と思ってしまい、ズレが生じている気持ちになりました。そうなりたくないと思えるパパさんは、ぜひ、妻の気持ちに寄り添い、共有することを大事にしていきましょう。
一生を添い遂げる人気持ちを大切に
今回は、産後クライシスの原因や、解決策についてまとめてみました。夫婦の半分以上が多かれ少なかれ、何かしらの問題を抱えていて、産後クライシスに陥っているという現状に驚きました。しかし、何十年もその状況が続いているわけではないのなら、ちょっとした気遣いや、心がけで夫婦仲が取り戻せるということも明らかになったのです。
せっかく好きになって結婚をし、子供まで授かれた2人なのですから、様々な出来事を共有することを大切にし、何でも言い合えて頼れる存在になっていきましょう。これを読んだ皆さんが、いつまでも素敵な夫婦関係を築いていけるよう願っています。