子どものネットトラブルについて、Aki行政書士事務所の田中友里先生にさまざまなお話を聞いていく連載の第7回目。今回は「SNSの危険性を上手に伝える方法」を教えて頂きました。
田中先生のこれまでのお話の中でも、SNSにはさまざまなルールがあり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があることが分かりました。
SNSやネットの危険性をどのように、子どもに伝えていくべきなのでしょうか?
何が危険なのか、しっかりと確認して伝えよう
ネットやSNSには、多くのトラブルが存在します。田中先生は、子どもに任せきりにするのではなく、親子でルールを確認しながら使うことをおすすめしています。
危険性を説明する時にも「ネットトラブルに気をつけようね」と一言で済ますのではなく、具体的に何が危ないのか、何が悪いのかを伝えると、どこに注意すれば良いのか分かりやすくなります。
- ネット・SNS依存の問題
- メッセージは相手の受け取り方でニュアンスが変わること
- SNS上でのコミュニケーションのとり方
など、どのような問題があるのかをもう一度親子で確認しましょう。
ゲーム課金や詐欺にも注意が必要
近年、ネットゲームの課金も大きな問題となっています。子どもがスマホでゲームをしていたら、親が知らない間に課金してしまい、200万円の請求が来たという例もあります。
また、アカウントのなりすましや、騙されてお金を取られてしまう事件も起こっています。大人が聞けばすぐにおかしいと気付くかもしれませんが、知識が何もない子どもだったら簡単に騙されてしまうでしょう。
「言ってはいけないこと、やってはいけないことを知っていれば、それを相手から要求された時におかしいと気付くはず」と田中先生は言います。
トラブルを起こさないためだけでなく、被害にあわないためにも、ルールを知っておく必要があるんですね。
トラブルになってからでは遅い
SNSやネットを使えば、誰でもトラブルにあう可能性があります。他人事とは思わずに、子どもにもしっかりと危険性を伝えていくことが大切です。
ネットのルールと合わせて、具体的にどんなトラブルがあるのかも確認しましょう。「危険性を知らないとルールも守れない」と田中先生。
SNSやネットは便利で楽しいだけでなく、危ない面もあります。子どもにもしっかりと伝えて、トラブルにあわないようにしたいですね。
次回は「ネットトラブルを防ぐためのルールの決め方」を田中先生に教えて頂きます。
Aki行政書士事務所
田中 友里先生
親子のための保健室HP