「産後うつ」近年、この言葉をよく耳にするようになりました。どれだけ元気で明るく社交的だった人でも、産後うつになってしまうことがあるというのです。
この病の恐ろしいところは、女性でも男性でも誰でもかかりうる病気だということなのです。みなさんが「産後うつ」と聞いて想像するのは、やはり出産を終えた女性なのではないでしょうか。しかし、驚くことに男性の10人に1人が産後うつになっているのだそう。高い割合で男性も産後うつになるのです。
今回は、男性の産後うつの実態を調べるとともに、そうならないために、その予防法などをご紹介します。産後うつの事をしっかりと知っておいてご自身やパートナーのことを守りましょう!
実は男性の10人に1人が産後うつ
筆者も驚きましたが、現代では男性の10人に1人が産後うつになっているというのです。男性たちは一体どのような出来事があって、産後うつを発症してしまったのでしょうか?
実は、産後うつになりやすい男性の傾向というものがあります。
・優しくてあまり物事をハッキリと言えない人
・真面目な性格
・妻側の家族と同居していたり近くに住んでいる人
上記のように、優しくて、強く言われても言い返せないような性格の男性が比較的、産後うつになりやすいというのです。妻側の実家と同居をしている場合は、自分だけが血の繋がらない家族になるので、なかなか羽を伸ばせるような機会もなく、リラックスもできなく、その結果 ストレスをため込んでしまうのだといいます。
また、イクメンが推奨されている世の中で、会社を休んで育児に励むと、大人と会話をする機会が格段に減り、自分だけ取り残されたような感覚に陥ります。そういったことが原因で、男性は産後うつを発症してしまうのです。とても怖い病ですね。
パパの産後うつを防ぐには?
男性の産後うつも、見過ごして放置してしまうと大変なことになってしまいます。子供が泣いていてもそのままにしておいたり、かと思えば大声で叱るようになったり・・・。せっかくの子供との時間が苦しいものになってしまうのは避けたいですね。
そうなる前に、パパ側のケアが必要になってきます。
例えば、パパの周りに小さい子供がいる人物(友達や、会社の人、パパの兄弟でもOK)がいるのなら、息抜きにご飯を食べに行ったり、たまには飲みに行ったりして、ストレスを発散させることや共感を得ることがとても大切です。自分と同じような気持ちの仲間がいる、と思えるだけで、パパの負担がだいぶ少なくなるのではないでしょうか。
また、男性の産後うつが増えているということで、パパのサポートを行っている自治体も増えているようです。パパの孤独感を少しでも救えるように、男性も参加OKのイベントがあれば参加してみるのもいいかもれません。周りのサポートが、男性の産後うつを救える重要な役割を担うことが分かりました。
夫婦で乗り切ろう!
今回は、10人に1人もいるといわれている男性の産後うつについて、その実態やうつを予防する方法をまとめてみました。責任感があって、真面目で優しいがゆえに、産後うつを発症してしまうことがあるということが分かりました。普段 仕事に育児に頑張るパパは是非とも、たまには息抜きをして欲しいです。
共感してくれる友達を作ることも孤独から救われる方法なので、そんな友達を見つけられると、なおいいですね。ママも子供の世話や、家事でてんてこ舞い。とても忙しく大変な日々を過ごしていますよね。でも、毎日頑張ってくれているパパを労りながら、共に子育てに励んでいきましょう!