図書館司書が教える【5歳児】におすすめの絵本をご紹介

年長さんになる5歳の頃は、周りの友達や大人をよく見て、色々なことを学んでいく時期。絵本も単純に物語を楽しむだけでなく、絵や言葉を通して多くのメッセージを受け取ります。

小学生になる準備として、文字の読み書きを練習する子も多いですね。文字を学ぶ時期は、家庭によっても、子どもによっても違うと思いますが、まずは文字に興味を持ってもらうことが大切です。

今回は元司書の私が、5歳児におすすめの絵本をご紹介します。

5歳におすすめの絵本①「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」さいとう しのぶ

「あっちゃん あがつく あいすくりーむ」に始まり、子どもの大好きな食べ物があいうえお順に登場します。食べ物には顔や手足がついていて、とっても可愛い!色彩はリアルなので、お腹が空いている時に見ると大変です。

濁音、半濁音も含めて69音すべてが登場し、読み応えたっぷり。美味しいものが大好きな子なら、すぐに自力で読めるようになるでしょう。物語ではないので、パッと開いて好きなところから読めるのも魅力です。

5歳におすすめの絵本②「おじさんのかさ」佐野洋子

おじさんは、いつも立派な傘を持ち歩いています。でも、雨が降っても傘をさしません。大切な傘が濡れてしまうからです。

ある日、おじさんは公園で男の子に出会います。男の子は、友達の女の子の傘に入り、2人は楽しそうに歌を歌います。それを聞いたおじさんは、初めて傘をさしてみて……?

傘を大切に思うおじさんの気持ちも、雨だれの音に合わせて楽しそうに歌う男の子と女の子の気持ちも、5歳なら共感できそう。雨の日が待ち遠しくなる絵本です。

5歳におすすめの絵本③「ないしょのおともだち」ビバリー・ドノフリオ

大きな家に、マリーという女の子が住んでいます。この家の隅には、ネズミの女の子も住んでいて、ある晩2人はお互いの存在に気がつきます。家族には内緒にして、こっそり友情を育む2人。

やがてマリーとネズミは大きくなり、家を出ていきます。それぞれ家庭を持ち、どちらも娘が生まれますが……?

温かな友情のお話。マリーとネズミの生活が、繊細で美しい絵で対比するように描かれています。アメリカンスタイルの家の造りやインテリアにワクワク!女の子が主人公ですが、男の子もきっと気に入るはず。

自力で読めるようになっても読み聞かせをしよう

5歳におすすめの絵本をご紹介しました。私は5歳の頃、1人ですらすら絵本が読めたので、もう読み聞かせをしてもらえませんでした!でも、弟はまだ読み聞かせをしてもらえたので、隣で聞いていました(笑)

自力で本が読めるようになっても、読み聞かせをして欲しいという子どもは多いと思います。「1人で読んでくれたら楽なのに」という気持ちもあるでしょうが、たまには読み聞かせをする時間も作っていきましょう。

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