前回に引き続き「今どきのネットトラブル②」として、Aki行政書士事務所の田中友里先生に、お話を聞いていきます。
前回はゲーム・SNS依存の問題、ネットの低年齢化など、親として、とても気になることばかりでしたね。
今回は、ネットトラブルについてさらに詳しく教えて頂き、トラブルにあわないために大切なことなどを聞きました。
インターネットを知ろう
前回、田中先生のお話から、親がどれだけ注意しても学校や友達の家などでネットに触れる機会はたくさんあることが分かりました。「今はネットが当たり前の時代。親がそれを受け入れて、準備をしてくことが大切」と田中先生。
トラブルにあわないためには、怖いからとネットを遠ざけるのではなく、ネットについて正しい知識を親子で身につけていくことが重要なんですね。
トラブル経験はプラスにならない!
子どもは、色々な経験をすることで成長していきます。しかし、「インターネット上の悪い経験は、させてはいけない」と田中先生は言います。
「デジタルタトゥー」という言葉があるように、インターネット上に残ったものは一生消すことができません。
SNSに上げた写真をすぐに削除しても、誰かがその間にスクショしていたら…誰かが保存してアップしてしまったら…あっという間に多くの人に広がります。
「ネットでのトラブルは一生残るもの」です。心の傷にもなりやすいので、未然に防ぐことが一番です。
トラブル・依存を防ぐには親子でルールを決めよう
田中先生は「トラブルやネット依存を防ぐためには、親子でネットについてルールを決めることが大切」だと言います。
私たちは、社会人として大人になるために、さまざまなルールを学んできました。
- 相手の立場を考える
- 正しい言葉遣いをする
- 人の物をとってはいけない
- 人を傷つけてはいけない
など、生活するためには多くのルールが必要になります。
そしてほとんどの場合、社会のルールは、法律を元に決められています。ルールを守れなければ、罪になることもあります。これは、社会だけでなくネット上でも同じです。
ルールを子どもに伝え、ルールを守ることの重要さを教えていくのが親の役目であり、トラブルを防ぐ方法だと田中先生は考えています。
最初にルールを知っておこう
「法律を元にしたネット上のルールを最初に知っておくべき」と田中先生は言います。知らない間に罪をおかしていた…なんてことのないように、もう一度、ネットについてのルールを親子で確認しておきましょう。
子どもが軽い気持ちでしたことが、現実社会では罪にならなかったとしても、ネット社会では大人も子供も関係なく制裁を受ける怖さがあります。「これはOK。これはダメ。」と親子で話し合っておきたいですね。
インターネットのルールは法律で決められている
自由なイメージのあるネットでも、法律で決められたルールがあります。ルールを破れば罪になってしまうことも。「知らなかった」では済まされないため、最初にしっかり親子で確認しておきましょう。
次回も、引き続き田中先生にお話を聞いていきます。Twitterやインスタ、LINEなどそれぞれのSNSについて、注意するべきポイントを教えていただきますので、ぜひチェックしてくださいね。
Aki行政書士事務所
田中 友里先生
親子のための保健室HP