近年、教育現場ではさまざまなテクノロジーが導入されており、ICTを活用した学習が取り入れられてきています。
群馬県でも、小学校に進学すると児童一人ひとりにタブレットが支給される地域も増えてきました。その中で、多くの教育機関で活用されているGoogleClassroom(グーグル クラスルーム)です。この記事をご覧のみなさんは、GoogleClassroomのことをどこまでご存知でしょうか?
今回はこのGoogleClassroomの存在を初めて知りました!といった方のために、GoogleClassroomについてご紹介します。
GoogleClassroomとは?
Googleクラスルームとは、Googleが提供する、オンライン学習のためのプラットフォームで、授業や課題の管理、コミュニケーションができるツールです。教師が課題を出したり、生徒が質問したり、お互いに協力し合うことが容易になるのです。
それでは、Googleクラスルームの主な特徴を見ていきましょう。
特徴
1.教師と生徒のコミュニケーションがスムーズにする
Googleクラスルームでは、先生が課題を出したり、アナウンスをしたりすることができます。生徒は、それに対して質問を投げかけたり、提出物を送ったりすることができます。これにより、教師と生徒のコミュニケーションがスムーズになります。
2.グループ学習が簡単にできる
Googleクラスルームは、生徒同士のグループ学習もサポートします。グループ分けが簡単にできるため、お互いに意見交換や情報共有がしやすくなります。
3.教材の整理が楽にできる
Googleクラスルームでは、教材や課題をフォルダーで整理できます。これにより、探し物が簡単になり、時間を有効に使うことができます。
4.進捗管理が一目瞭然
先生は、生徒の課題の提出状況や進捗を簡単に把握できます。これにより、生徒の学習状況を的確に把握し、適切なサポートが可能になります。
では、教育機関で使われるメリットや利便性についても見ていきましょう。
導入のメリット
過去の教育現場では、紙ベースでの教材や課題が主流でした。先生は、授業や課題の内容を紙に印刷し、生徒に配布する必要がありました。また、生徒は、提出物を紙で書いて提出することが一般的でした。この方法では、紙の消費が多く、環境に負担がかかるだけでなく、教材の整理や管理が大変でした。
しかし、Googleクラスルームの導入により、教育現場は紙ベースの教材からデジタル教材へと移行しました。これにより、環境への負担が軽減されるだけでなく、教材や課題の整理が楽になりました。また、先生は、課題を簡単に配布・回収できるようになり、生徒の進捗管理も容易になりました。
具体的な使用例
具体的な使用例として、以下のような場面でGoogleクラスルームが活用されています。
オンライン授業
遠隔地からでも参加できるオンライン授業が実現しました。これにより、場所にとらわれずに質の高い教育を受けることができます。とくに2019年から世界中で大流行した新型コロナ感染症では実に多くの学校が学級閉鎖に追い込まれました。この時、GoogleClassroomを活用したオンライン授業が活躍しました。
課題提出
生徒は、Googleクラスルーム上で課題を提出することができます。これにより、紙の提出物を持ち運ぶ必要がなくなりました。
グループ学習
生徒同士がオンライン上でグループ学習を行うことが可能になりました。これにより、意見交換や情報共有が容易になり、より効果的な学習ができます。
保護者とのコミュニケーション
Googleクラスルームを通じて、保護者と先生がコミュニケーションを取ることができます。これにより、お子さんの学習状況や進捗を保護者が把握しやすくなり、家庭でのサポートも効果的に行えます。
教育資料の共有
先生同士が教育資料を共有し、教材の作成や授業内容の改善に役立てることができます。これにより、質の高い授業が提供される可能性が高まります。
保護者もアカウントが共有できる?
結論から言うと、保護者もアカウントを共有することができます。アカウントを共有するためには
- Googleアカウント
- お子様のメールアドレス
- パスワード
これらが必要となります。あるいは、学校または管理者より招待してもらいましょう。アカウントの共有方法については、一度担任の先生に確認してみてください。
GoogleClassroomの導入により、生徒の進捗管理や教材の共有が容易になり、保護者は、お子さんの学習状況を把握しやすくなりました。
今後もGoogleクラスルームの活用が広がることで、教育現場の効率化や質の向上が期待されます。ぜひ、お子さんの学習をサポートするために、Googleクラスルームを活用してみてください。保護者の方もアカウント共有を利用して、お子さんの学習状況をチェックし、家庭でのサポートを充実させるなどうまく活用してみてくださいね!