目の前で子どもが犯罪者に!?「著作権」との向き合い方

群馬県では、小学校になると1人1台タブレットが支給されます。1年生の頃から、タブレットを活用した授業もあるようで、中にはカメラ機能を使った課題もありました。デジタルを交えた学習は今っぽくて良いな〜と思っていましたが、ふと目にした娘の行動に「これはアカンやつや!!!」と思った出来事が…。

おもむろにテレビに向かってとった行動とは?

当時、小学校1年生だった娘が、リビングでテレビをみていた時のこと。そこには、いかにも子どもが好きそうな可愛らしキャラクターのアニメが流れていました。すると、娘はハッと閃いたかのように学校から支給されたタブレットを持ち出すと、アニメが映し出されたテレビに向かって撮影しはじめたのです!

これは…!?と思いつつ、しばらく娘の様子を見守っていると、そのままアニメが終わるまで撮影を続けていました。娘の様子を見るかぎり、全く「悪いこと」をしているという自覚はなく、むしろ「良いこと思いついた〜♪ルンルン♪」といかにも嬉しそう。

私「oh……」

娘の行動に、私は洗い物をしていた手が止まり、思わず声が出てしまいました。娘よ…それはアカンやつや!!

悪気はゼロ。むしろ優しさからくる行動だった!

私「娘ちゃん、なにしてるの?」

一部始終を見ていた私ですが、まずはなぜそんな事をしたのか聞いてみました。

娘「え!?これね、すっごい可愛いからお友達と一緒にみるの♪」

そう話す娘はとても嬉しそうで、純粋に自分が良いと思ったものをお友達と共有したいんだな、と思いました。その気持はわかるし、「お友達にも見せてあげたい」という優しさや学校でもお友達と仲良く過ごしているんだな〜という様子が伝わりました。そんな娘の成長は、母としてもとても嬉しく思います。

だがしかし!それとこれとは話は別!!
それは「悪いこと」だと言うことは、しっかり伝えなければいけません。

私「娘ちゃん、そうゆうことしちゃいけないんだよ」
娘「え?なんで?」

だよね!
娘に限らず、きっと100人いたら99人の子どもがそう思うのではないでしょうか。しかし、大きなトラブルになる前に、今ここでしっかり「悪いこと」と教えておかなければいけない!

私「それね、泥棒さんと一緒なんだよ」
娘「なんで?」
私「お店にある消しゴムとかお菓子って、勝手に取っちゃダメでしょ?」
娘「うん」
私「そのアニメも一緒で、テレビのモノなんだよ。だから、勝手に取っちゃ(撮っちゃ)ダメなんだよ」
娘「…う〜ん?」

いまいちピンときてない様子の娘。難しい言葉を使っても、きっと理解できないしな…。う〜ん…。どう伝えれば良いんだろう?

「悪いこと」をどうやって伝える?

私「あのね、『著作権』っていう法律があってね。法律って言うのは、日本で決まっているルールみたいなもの。」
娘「うん…?」
私「ん〜、例えば、前に娘ちゃんがお友達にお土産をあげたことあったじゃん?」
娘「うん」
私「それって、そのお友達にあげたいから、大事なお小遣いで買ったんでしょ?」
娘「そうだよ〜」
私「じゃあ、もしそのお友達が、せっかく娘ちゃんがあげたお土産を、全然違う人にあげてたらどう思う?」
娘「…(ちょっと考えている様子)」
私「お友達に喜んでほしくて買ったのに、それを勝手に知らないお友達にあげてたらイヤじゃない?」
娘「いやだ!」
私「それと一緒だよ。そのアニメも、娘ちゃんに見てほしくてお家のテレビでやってるのに、それを勝手に他のお友達に見せられたらイヤなんだよ。娘ちゃんだけじゃなくて、みんながそうゆう事をしないように、日本では『著作権』っていう名前のルールで決まっているのことなの。」
娘「ふ〜〜ん…」

たしか、こんなやり取りをしたように思います。
私は色々考えた結果、あえて『著作権』という言葉を使い、身近なことに例え話を交えてながら「悪いこと」を説明しました。

あえて難しい言葉をつかった、その理由は?

若年層のSNS利用が当たり前となった今、きっと私以上に著作権問題に直面する機会も多い娘世代(通称「α世代」と言うらしい)。それも、私達の目の届かないところで…。

もちろん、私も全てを理解しているわけではありませんが、「知っている」と「知らない」では大きな違いがあると思っています。なにかの拍子にその言葉を耳にした時に「ああ!聞いたことがあるぞ!」と、通り過ぎずに一歩立ち止まる事ができると思い、あえて『著作権』という言葉を使い説明しまいた。

当時、小学校1年生だった娘がどこまで理解ができたかわかりません。ただ、この1件以来「テレビに映っているものは、勝手に撮ってはいけない」ということは理解したようで、今年2年生になった娘ですが、その後同じような行動をみることはありませんでした。タブレットの扱いについて、学校ではどのような教育がされているのかはわかりませんが、時代の変化に伴った教育が必要だな〜と思った出来事でした。

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