太田市の「冠稲荷神社」は、赤い社殿や可愛いお狐さん、綺麗な木瓜(ボケ)の花などで人気の神社です。いわゆるインスタ映えスポットですね。
縁結びで有名な伏見稲荷大社の主祭神が祀られていることから、特に縁結びに御利益があり、境内で婚活イベントがおこなわれていたほど!(現在はパーティーではなく「縁結び幸福祈願祭」をしているそうです)
他にも多様な祈願ができる神社ですが、今回は子宝・安産・子育て祈願にしぼって、おすすめのポイントをご紹介します。
冠稲荷神社の基本情報
住所 | 群馬県太田市細谷町1番地 |
連絡先 | 電話:0276-32-2500(社務所) ファックス:0276-32-2600 フリーダイヤル:0120-32-7000 |
祈祷受付時間 | 9:00~17:00 |
公式サイトのURL | https://kanmuri.com/ |
京都市の伏見稲荷を総本社とし、日本七社の一つに数えられます。
平安時代の天治二年(1125)、新田義重公の父・源義国公が創建。その後、承安四年(1174)に源義経公が冠の中に勧請(かんじょう)してきた伏見稲荷の分霊を鎮祭しました。
また元弘三年(1333)、新田義貞公がこの神社で兜の中に神霊を頂き、戦勝を祈願したと伝えられています。このことにちなみ、冠稲荷神社と呼ばれるようになりました。
社殿ごとに御祭神が異なり、縁結びや子宝、開運など様々な御利益を得ることができます。
子宝・安産・子育て祈願の御利益は?
冠稲荷の木瓜(ボケ)
樹齢四百年の「冠稲荷の木瓜」は、県の天然記念物に指定されています。
子どもができずに悩んでいた女性が、修験者に授かった木瓜の実を服すと、良縁があって子宝に恵まれた……という伝説があり、子宝・安産、子育てを願う人々に愛されてきました。
その「冠稲荷の木瓜」とともに鎮座する「実咲社(みさきしゃ)」は、縁結び、子宝、安産、子育て 、健康などの御利益があります。それぞれの願い事を神様へ伝えてくれる白狐が並んでいるので、開運絵馬に願いを書き、奉納しましょう。
境内で咲く木瓜のご縁で生まれた「赤ちゃん木瓜」も、安産祈願の象徴とされています。妊娠5か月目の戌の日に参拝、祈願をする人が多いそうです。周囲にある十二支の石の、自分の干支石をなでて祈願します。
ご祈祷
ご祈祷は、社務所で受付しています。当日でも受付してもらえますが、電話やメールで事前予約ができます。事前予約した場合も、当日はまず社務所に行って手続きをしてください。
時間になったら拝殿でご祈祷を受けます。拝殿は市の重要文化財に指定されていて、色鮮やかで荘厳な造りです。拝殿の前には「源義経公ゆかりのご神水」があり、厄除の聖水とされています。
お守りと御朱印
新田義貞公の植栽とされる金木犀の前に、神札・御守処があります。ガラス張りの素敵な建物で、御朱印の待合スペースにもなっています。お守りは公式サイトからも購入できます。
毎月違うデザインの期間限定御朱印も、可愛い狐のイラストで大人気。頒布期間は、その月によって替わるのでご注意ください。御朱印は他にも種類があり、戌の日には通常の御朱印に「安産きつね印」がつきます。
初宮参り、七五三、子どもの厄除も
冠稲荷神社にはティアラグリーンパレスという迎賓館があり、館内の「スタジオティアラ宮の森」で記念撮影をしてもらえます。衣装をレンタルして、撮影の後そのままご祈祷を受け、またパレスに戻って会食をする……ということもできるので、とても便利!初宮参りや七五三だけでなく、マタニティフォトや入園・入学祝いで利用するのも良いですね。
毎年3月の初午大祭では、厄年の子どもが参加する稚児行列がおこなわれます。源義経公と新田義貞公に先導され、華やかな衣装を着た子どもたちが境内を巡ります。例年1月から参加者の募集が始まるので、気になる方は公式サイトをご確認ください。
冠稲荷神社で子どもと縁結び
太田市の「冠稲荷神社」をご紹介しました。社殿によって異なる御利益があるので、どんな状況の人でもパワーをもらえそう!
特に縁結びに強い神社ですが、男女の縁だけではなく、子どもとの縁も繋いでくれます。妊活中の人にも、既に子どもがいる人にもぴったりですね。
境内が広く、フォトジェニックなスポットがたくさんあるので、ゆっくりお散歩するのもおすすめです。